セカンドライフ 働き方

2001年宇宙の旅を見て思う世代間の対立

AmazonPrimeビデオ

スタンリーキューブリックの2001年宇宙の旅を見かけたので、懐かしくなり思わず見てしまいました。

なんと1968年の映画なのですが、デジタルリマスター処理されていて、50年以上前の映画とは思えない画質でした。

画質もそうですが、当時はまだアナログセットしか無い時代の映画にも関わらず、宇宙空間の映像の完成度は感激ものです。

この映画は学生時代にテレビで見て、難解なストーリーの解釈自慢をしていたことが懐かしくなったのですが、今はWikiPediaにほぼ完ぺきな解説(あらすじ)が載っているので、解釈に悩むことはありません。

難解な描写も意味がわかってしまうと、映像としては冗長すぎるかなと思います。

昔は謎解き映画だったので、冗長な部分にも意味があるのではと思いながら見ていたのですが、そのような苦労(楽しみ?)は不要です。

どちらにせよ、真剣に見るには2時間半は苦痛かと思います。

AI(人口知能)の考察は秀逸

1968年のコンピュータ

この映画ができたのは1968年ですが、IBMのSytem360の初号機が1964年に発売(といっても大企業のホストコンピュータ)なので、コンピュータは一般人には全くなじみの無い代物で、何なら空想上の機械くらいの代物でした。

ちなみにこの映画に出てくる(人間に反旗を翻す人工知能)HAL9000のHALは、IBMのアルファベットを1文字ずらしたものであることは有名です。

この頃からIBMは巨人と呼ばれるほどのコンピュータ企業で、他社の追随を許さないほどの支配力を持っていました。IBMと7人の小人と揶揄されていたようです。

マービンミンスキー

この映画に出てくる人工知能の描写には、コンピュータ科学者のマービンミンスキー博士がアドバイザーとして協力したそうです。

この博士何やらすごい博士のようで、のちにMITに人工知能研究所を設立し、数学のノーベル賞と言われるチューリング賞をもらった大天才です。

何せコンピュータがまだ一般的でない時代にAI(人工知能)の出現を予見した人です。

凡人には見えない未来が見えていたんでしょうね。残念ながら博士が思い描いていたHAL9000のようなAIは未だ出現していませんが、2045年には出てきそうな予感です。

世代の断絶から憎悪

話を映画に戻して、この映画のAmazonのカスタマーレビューが、きれいに1と5に分かれています。

ざっと目を通すと、若年層は悪評価で高評価は昔見たリピーター高年者です。

高評価はほぼ私と同じ、懐かしさと映像の美しさを評価しており、「50年前の映画にしては」という認知バイアスがかかった評価みたいです。

一方で若年層の評価は手厳しく、現在のSF映画レベルでの相対評価です。

若年層は出来た当時の時代背景を知らないので当然かも知れません。しかし評価する目が高いこと感心しました。

ネットで情報が手に入るようになったのは最近

昔はこの映画の解釈について、友人と解釈自慢分析自慢をして喜んでいたのですが、現在はそのような解釈はあっと言う間にネットにあがります。

しかも専門家が舌を巻くほどの精度の高い分析が素人の手で組み上げられてしまいます。

でもこんな事が可能になったのはつい最近の事なんですよね。

老人の知識が無価値に

昔は知識は老人の経験として頭の中から引き出すものでした。結果として、いろいろな事を教えてくれる老人は貴重で威厳のある存在でした。

現在はそのような価値に相当する部分がほとんどネットに取って代わられてしまいました。

困ったことに、若者から見た価値が減少しているにもかかわらず、社会的な権限がのこっている状態が続いています。

右肩上がりで希望がもてる社会なら問題は無いのですが、若年層に豊かさの希望が持てなくなっている現状です。

若年層の不公平感(社会への寄与に対する受益のアンバランス)が増え続け、世代間の憎悪感情にまで発展しているように思えます。

世代間という大括りの問題は何ともできないのですが、個人としては謙虚にしていかねばと殊勝な事を考え、そして「年寄りならではの解釈もあるはずだ」と時代に抗うような主張をブログにしてみます。

今の若い人もいずれ通る道です。共感は無理でも、お互いに理解はできるように思います。

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